Tag Archive for: 村上春樹

小説にはあまり食指が動かないあなたへ—On Defense of Narrative Fiction

「小説ってあまり読まないんだよね…」

私の周りにも時々こういう人がいます。そんな人たちを非難・糾弾するつもりは毛頭ありません。私も目下、仕事の必要上、小説を中心に読むことを余儀なくされる生活の中で、自分のために読みたい、と思う本がノンフィクションばっかり、という状況があるからです。ただ今回は、小説の面白さも知ってもらいたくて、できれば何か読んでもらいたくて、何のために人は小説を手に取るのかを考えてほしくて、恥ずかしながら自ら思うところをさらけ出して小説のためにちょこっと偏ったpartialな立場で書いてみます。 Read more

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反対されたから行きたくなる、やっぱり村上春樹はエラい小説家かも—Three Cheers for Murakami for defying protests and flying to Jerusalem

町中でおでこが黒く汚れている人を見かけると、そうだ、今日はAsh Wednesdayだったと思い出す。マンハッタンにもけっこうカソリック教徒もいるんだなぁ。アイルランド系か、イタリア系か? この後lentが始まって、それが明けるとイースターだなー、街が卵モチーフとウサギの飾りで賑やかになるなーと思ったところで、思い出しました。やりかけていたこと。 Read more

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ポール・オースターの新作は第2の南北戦争、これなら私も参戦するかも—Auster’s MAN IN THE DARK Portrays Blue States Seceding from USA

私の中で村上春樹とポール・オースターはかなりかぶる。2人ともこっちでは「リテラリー・フィクション」というカテゴリーに入る純文学系の作家だけど、新作が出れば大衆作家と言っていいほど部数ははけるし、自分の作品を発表する他に海外作品の翻訳もするし、日常と非日常が交錯しどこか都会的な匂いのする世界を巧みに描き出すところも似ている。著者本人にしても、二人ともどちらかと言えばシャイでマスコミにあまり出てこないし、ストイックな感じのお人柄で、確か交友関係もあるんだっけ?
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どうして村上龍は全然ダメで、村上春樹ばかりがアメリカで売れるのか?ーWhy Haruki Murakami has been able to garner popularity in the U.S.?

「神の子どもたちはみな踊る」の英訳版、”After the Quake(地震の後)”の前評判が高い。8月18日付けのNYタイムズ・ブックレビューのトップで紹介されたと思ったら、翌週の本紙専属書評家ミチコ・カクタニ(彼女についてはいずれ取り上げたい)が好意的なレビューを書いていた。日本人作家としては初の快挙だろう。OCSニュースの「ブックトーク」では版元がクノッフという有力インプリントだという点だけを取り上げたが、ここではもう少し内容にも突っ込んで考えてみようと思う。 Read more

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