Tag Archive for: スーザン・ソンタグ

スーザン・ソンタグが亡くなって、何だかみなしご気分ーFeeling like an abandoned child after Susan Sontag’s passing

大晦日も目前の28日、学生の頃から敬愛していたスーザン・ソンタグが 急性白血病で逝去したというニュースを耳にした。翌日のNYタイムズには丸々1ページを割いた死亡記事が載せられ、その冒頭部分は連日のスマトラ沖大地震 の津波被害を伝えるニュースに混じって、堂々と1面トップに並んでいた。いかにエスタブリッシュメントのエリートたちが彼女を崇めていたかが伺い知れるよ うだった。 Read more

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そしてこの戦争の行方はいずこへ? そりゃやっぱり泥沼の生き地獄でしょーSo, where is this war in Iraq taking us? Straight to hell, of course

ずっと前からスーザン・ソンタグを尊敬していた。学生の頃とった「ニュー・ジャーナリズム」の授業で彼女の「キャンプ(低俗なアート)とは何か」というエッセイを読んだときに、頭をぐわ〜んと殴られたような(この人、頭よすぎ!)ショックを受けて以来、私の中では「アメリカ社会のインテリ最高峰」のもの書きとして燦然と光り輝いている人なんである。以前とある出版社オフィスに勤めていたときも、近くのコーヒーショップでカフェラテをすするソンタグを時おり見かけたものだったが、とうとう一言も声をかけられなかった。(だってさー、なんて言うのさ?「あなたの大ファンでーす」って? 思いっきりバカにされそうじゃない。そうでなくても見かけはエラクこわい人だし。) Read more

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米英、文学賞の行方はベテラン女流作家に

先月、イギリスでブッカー賞、そしてアメリカでは全米図書賞と、今世紀を締めくくる2000年の文芸賞が発表された。今回ブッカー賞に輝いたのは今まで3度も最終候補作に残りながら受賞を逸してきたカナダ人女流作家、マーガレット・アトウッド。受賞作のBlind Assassinは新聞記事、SF小説、そして主人公の回想録を通し、ラストまで度重なるどんでん返しで息もつかせず、さすがとうならせるものを持っている意欲作。良家の長女として生まれながら、運命に翻弄されるしかなかった主人公アイリスの実は数奇な半生。The Robber BrideやCat’s Eyeに代表されるように、アトウッドの作品に登場する女性には、母性や女らしさといった決まり文句から想像できないぐらいのどこまでも深い「悪」が潜んでいるようで、かえって心地よい。原文ではイギリス英語でもない、アメリカ英語でもない言葉で「カナダ文学」を確立させている彼女の才能をしっかり感じさせる。 Read more

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