Archive for category: American Book Jam

たかが名前、されど名前

The Namesake

毎度バカバカしい話で恐縮なのだが、実は今密かに注目している「自分にイングリッシュネームをつけるスレ」という2ちゃんのトピックがあって、そこでは「俺のことはビルと呼んでくれ」「あたしはイボンヌよん」などという、しょーもないレスの応酬が行われているのだが、その一方で、アメリカで暮らす日本人の間では、発音しにくい日本名を押し通すか、覚えてもらいやすいニックネームをつけるかで意見が分かれているようなのだ。 Read more

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「文章探偵007」となったフォスター教授

Author Unknown: On the Trail of Anonymous

自他共に認めざるを得ないが、私は実にわかりやすい文章しか書けない。表裏なくストレートな分、隠喩や深い洞察力に欠ける。本人の性格そのまま。

「Author Unknown(著者不明)」の著者ドン・フォスターの本業は、しがない英文学教師である。専門はエリザベス王朝時代。ある日、いつものように図書館で旧い文献を漁っていたら、とある「W.S.」による「追悼哀歌」なるものにブチ当たった。なにげなく読んでみるが、何か引っかかる。W.S.ってもしかしてウィリアム・シェークスピアとか? まさかね。世界中で研究し尽くされているシェークスピアのこと、未発見の作品がそうそう見つかるものではない。それでもフォスター教授はシェークスピアと、このエレジーに謳われた死者との関係まで割り出し、論文にまとめ、学会に発表する機会を窺っていた。 Read more

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カリスマ誌「ニューヨーカー」のスゴーイ裏事情

Gone: The Last Days of the New Yorker

巷でよくカリスマ何とか、という言葉を聞く。つまるところ、誰かが「スゴーイ」と言い出して、言っているうちに他の人も「スゴーイ」んだと思いこみ、マスコミまでが「スゴーイ」ともてはやすうちに、結局本当に何だか「スゴーイ」ものになってしまうという構造だ。 Read more

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