日本への書籍輸出がガクンと減ったそのわけは?ーDid U.S. book export to Japan really decrease by 25%?
業界誌「パブリッシャーズ・ウィークリー」で気になる記事を見つけてしまった。2002年上半期にアメリカから海外への本の輸出が7.5%減ったという見出しだったのだが、問題はどこの国への輸出が一番減っているのかってこと。金額でいうと、ズバリ、日本なんですね、これが。2001年の上半期7240万ドル(約80億円)から、今年1〜6月の輸出額は5420万ドル(約60億円)に、つまりは4分の1減っている、という数字が。
とっさに頭に浮かんだのは、今年に入ってから銀座のイエナ書店が閉店したニュース。そのうちBOLジャパンも店じまいするんだろうしー、なんて思ったんだけど、ちょっと待てよ。そもそも、個人輸入されている洋書なんかは統計に入っているのかしらん?ということで、さっそくパブリッシャーズ・ウィークリーの編集者、ジム・ミリオットさんに聞いてみた。
「例えば、個人でアマゾン・コムで注文したなんてゆー個人輸入はこの統計に入っているのかしらん?」
「あー、それはないね。これは商務省発表の数字だけど、個人輸入まではわからないね」
「だとしたら、前年比で4分の1も減った、というよりは、みんな洋書店に足を運ぶ代わりにオンラインで買っていると?」
「可能性としては、あり」
確かに、オンライン書店の進出で、わざわざ洋書店に足を運んで洋書を探す機会が減るのは当たり前のことかも知れない。まず何といっても、店舗の数が少ないし、わざわざ出向いても探していた本があるとは限らないし、置いてある本は店晒しになるわけだし…。
それがオンラインなら、一発で何十万タイトルから検索できる時代になった。元がかなりディスカウントされているから、送料を考えてもそんなに割高にならない。新品の本が届く。もちろん、手に取ってみないと買う気になるかどうかわからないという意見もあるだろうが、最近のアマゾン(アマゾン・ジャパンじゃなくて本家の方)なんかは、目次や、最初の1章まるまる画面で読めるものも多いし、読者評もバカにならないぐらいデータが多いし、実際に手元に届いて「あれれ?」というのが減っている。国外ではまだ無理な話だろうが、国内ならアマゾンは返品が無料! ウェブサイトで返したい本を登録して、プリントアウトしたラベルを貼り付ければオーケー。BOLやバーンズ&ノーブルのオンライン書店が苦戦を強いられているのも納得してしまう。
あと、日本に必要なのは、「赤い靴」が海外の古書店のデータベースと連結して、絶版になった本を捜し出しますっていう商売ですね。こっちでは、そういうブックサーチのサービスはかなり充実している。客が欲しい本をリクエストする。タイトルや著者名がうろ覚えなら、きちんとリサーチする。そして、どこかの(海外の)古書店の在庫にあったとなると、本の状態や値段をお知らせして、「買いますか?」と聞く。客がオーケーを出して初めて売買が成立するというわけ。そこにいくらかのサービス料が加わる。
洋書をただ並べて「さ〜、いらっしゃい」という時代は終わったということだ。









