2003年イチ番売れた本、個人的にイチ押しの本ーBest sellers and personal picks for 2003
1年最初のブックトークは例年通り、2003年を振り返ってみることにしましょう。アメリカで去年一番よく売れた本といえば、フィクションではダン・ブラウンの「ダビンチ・コード」、ノンフィクションでは競走馬「シービスケット」でしょうね。どちらも日本語でも読めますし、「シービスケット」は映画もヒットし、アカデミー賞の候補にもなっています。
「ダビンチ・コード」もそのうちほぼ間違いなく映画化されるでしょう。ルーブル美術館を筆頭に、フランス・イタリア各地がロケ地になり、テンポの早いストーリー展開、有名な絵画に秘められた謎解き、スケールの大きいアクションも期待できる作品です。
監督はロン・ハワードだという噂ですが、主人公の2人、ジョン・ラングドンとソフィーにはどの俳優さんがピッタリか、想像しながら読むのも面白いかも知れません。個人的にはヴィゴ・モーテンセンとジュリアン・ムーアがしっくりくるのですが、いかがでしょう?
一方でアメリカでヒットしても、その日本語版が必ずしも売れるとは限らないのが面白いところです。例えば、今アメリカで大流行の「アトキンズ・ダイエット」や「サウスビーチ・ダイエット」は、何しろ炭水化物、つまりお米は御法度の食事療法なので、これは日本じゃ流行らないな、と判断できるのですが、「プラダを着た悪魔」やヒラリー・クリントン上院議員の「リビング・ヒストリー」は日本でもウケるのではなかろうかと、双方の出版社が大いに期待した作品がみごとにポシャッたりするのです。
個人的にはフィクションでは「停電の夜に」で一躍脚光を浴びたジュンパ・ラヒリの新作「The Namesake」、ノンフィクションでは経済学者のポール・クルーグマンがNYタイムズに書いたコラムを集めた「The Great Unraveling(嘘つき大統領のデタラメ経済)」が2003年のイチ押しになりました。こちらもいずれは日本語で読めるハズです。









