電子ブックの未来は?

Bookmark this on Hatena Bookmark
Hatena Bookmark - 電子ブックの未来は?
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
電子ブックの未来は?Books and the City

普通に「本」というとやっぱり紙に文字を印刷して綴じたものを指すようですね。当たり前のことなのですが、今月ニューヨーク州連邦裁判所であらためてこのことを確認した判決が降りたばかり。でもその一方で音楽といえば、昔はウォークマンにカセットを入れて聞いていたものが、CDプレーヤーになり、最近はMP3になっています。その前はLPだったし、その昔は蓄音機。ところが、本は昔から同じで、ハイテク化が進んでインターネットが普及しても、ちっとも進化していないように見えます。

とはいえ、パソコンでダウンロードしたり、パームで読む「電子本」もできつつあります。今回の裁判のそもそもの始まりは、ロゼッタブックスという電子本専門の出版社がカート・ヴォネガットやロバート・パーカーなど、既に紙媒体で出版されている作家の本をデジタル化して売り出したところ、「本の形で出す」という独占契約を結んでいる大手出版社のランダムハウスがこれに待ったをかけた、というわけです。で、今回の判決は「本」と「電子本」は別のものだということになります。

それはさておき、今のところ電子本の需要は今ひとつのようです。パソコンの画面で長い文章を読むのはつらい、ということもあるでしょうし、いくら自宅でプリントできると言っても、紙やインク代を考えれば、本を1冊買ってしまった方が安い、ということもあるでしょう。

でも、これからもずっと本が変わらないという保障はどこにもありません。小泉首相が音頭をとらなくてもメルマガは普及していますし、例えばiモードで、毎日ひとつ和歌や短歌が読めたとしたらそれなりに読者もいるでしょう。最先端の電子本開発技術では、日本の学校で使われているノートの下敷きぐらいの大きさ・軽さのシートに、片面が黒、もう片面が白いポリマー(磁気を帯びた微粒子)が並んでいて、瞬時のうちに文字を表せるところまで来ています。これなら読みやすく、持ち運びも便利。本より軽くて、何百ページ分もの情報が入るとしたら…。

written by Lingual

ニューヨークと東京を往復する文芸エージェント。 日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。
Related Posts
© Copyright - Books and the City - All rights reserved.