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Ursus Books ChelseaBooks and the City

Ursus Books Chelsea
132 W. 21 St. (6-7 Aves.)
212-627-5370
Mon-Fri 10:00-18:00
Sat 11:00-17:00
web page

チェルシーのこの地域は、すぐそこの角にバーンズ&ノーブルができてから、ゲイ専門書店だったA Different Lightも立ち退きを余儀なくされた場所なのに、堂々と本屋を開いた「ウルサス」は天晴れ、脱帽ものだ。通りを挟んだ向かいにはスクール・オブ・ビジュアル・アーツ (SVA)があるから、美術学校の生徒狙いでアートサプライなんかを売っているのかしらん、と思いきや、なかなか充実した美術書専門店だったりする。ウルサスはもうひとつ、カーライル・ホテル(マジソン街76丁目)の中にも店舗がある。
ちょっと説明を加えておくと、この辺りはゲイ人口率がやたら高く、ファッショナブルなおにーさまがカップルで出没するエリアである。私も以前ここに住んでいたのだが、小じゃれたレストランやら、キッチュなインテリア用品店やら、おにー様ばかりが集うコーヒーショップばかりが増えて、居づらくなって(こんな所に住んでいたら男との出会いはないと思って)引っ越した。ゲイの皆さんは、クリエイティブな仕事をしている人が多いし、高学歴・高収入、それぞれ美学をお持ちなので、こういったアートブックのいい顧客になっている。よく見てみれば、店員も、本棚を物色している客も、みんなそっち系のおにーちゃんばかりじゃない。私はお呼びじゃないってか。

しかし、スネて店を飛び出してしまうには、あまりにも惜しいシャープな空間が広がっている。57丁目にあるアートブック専門店、ハッカーズの内装はあんなに無骨この上ないのに、こういう「ディスプレイの美学」を見せつけられると、美術書を売るには、こうじゃなきゃね、と思わせる。19-20世紀のアートが中心、おそらく絶版になっているものがズラッと並んでいて、これはバーンズ&ノーブルにはできない芸当。

美術書用の枠のゆったりした棚には、写真集から美術展のカタログまで、きれいに揃えられ、奥の部屋にもかなりの在庫があると見た。日本からやってくる観光客の人には、「こういう本は日本でも見つけにくいし、ぜひ買って帰りたいんだけど、大きいし、重いし…」とあきらめてしまう人が多いんだが、ちょっと待たれい! ウルサスは日本向けにも発送してくれるってさ。急ぎではないのなら、US Postal Serviceの船便(surface mail)でお願いっていうと、1〜2ヶ月かかるものの、けっこうお安い値段で送れるはず。梱包はウルサスにお任せでオッケー。

Chelsea

written by Lingual

ニューヨークと東京を往復する文芸エージェント。 日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。
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