ニューヨーク・タイムズに代わる日刊紙「The Sun」創刊ーIs the Big Apple big enough for two broadsheets?

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ニューヨーク・タイムズに代わる日刊紙「The Sun」創刊ーIs the Big Apple big enough for two broadsheets?Books and the City

今日からニューヨークに、NYタイムズ、NYポスト、デイリー・ニュース、ウォールストリート・ジャーナルに続く新たな日刊紙が加わった。名前は「ザ・サン」。

「サンタクロースってほんとうにいるんでしょうか?」—少女バージニアちゃんが投稿した質問に答える社説を載せたことで知られる、昔の新聞の名前を復活させた格好となった。復活、とはいってもかつてのサン紙とは関係ない。発行しているのは元「The Forward」の編集者2人。「フォワード」といえば、保守派のユダヤ系の新聞である。この2人は、記事の視点が保守的すぎてフォワードの編集方針と折り合わず、辞めたという。

創刊号を手に取ってみて、まず目につく寄稿家の名前がレーガン時代の有名スピーチライター、ペギー・ヌーナン。論調もイスラエル支持、コンサバ。日刊紙とはいえ、タイムリーな記事は少ない。広告を入れて18ページじゃ、まだまだ物足りない。印象としては、週刊紙の「NYオブザーバー」に近い。将来はサンも週刊になるような気がする。

どこの都市でも日刊紙の数が少なくなり、1都市1紙というところも少なくない。ロサンゼルス、ボストン、ワシントンのような主要都市でさえ、「タブロイド」紙は複数あっても、NYタイムズのような「ブロードシート」は1紙しかない。新聞広告も年々先細りしているのが実状だ。

ウォールストリート・ジャーナルが最近、カラーを使ったりしたお色直しを実行したのも、主要読者の「白人男性」が少なくなってきているので、もっと「女子供」ウケするように紙面をカラフルにした、というのがその理由である。そこに新たに乗り込んでいこうという意気込みは買うが、NYタイムズの代わりとして読めるようになるまでには、まだまだ時間がかかるだろうし、それまで私は毎日2紙を読む気もない。

written by Lingual

ニューヨークと東京を往復する文芸エージェント。 日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。
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