避けられない戦争だと気づいたら、いきなり落ち込んでしまった月曜日ーDread of inevitable war and Mondays get me down…


とうとう今日、とつぜん気鬱になった。今までは心のどこかで、まだどうにか戦争が回避される可能性を信じていられたからだと思う。しばらくの間、くすぶっていた炎がすうっと消えるように、もう私には平和解決の光が見えなくなった。たとえ国連の常任理事国が拒否権を行使しても、ブッシュは単独でイラク侵攻にゴーサインを出すだろう。そう、私が今までいつも揶揄してきたとおり、このバカ息子は父親の恨みを晴らしに動き出すだろう。

軍事力と経済力を盾にした大国が、他の国の意向を無視して先制攻撃をしかけるなどということが起こるとは、世も末だ。フセインを追放したところで何も変わるまい。いや、それよりアメリカに対する恨みがつのり、テロ攻撃がよりいっそう激化するだけだ。

私に何かできることはなかったのだろうか?と振り返ってみる。9月11日のあの日の後、アメリカ人の愛国心が暴走しないように、思うところを素直に訴えていこうと決心したのに。イヤ、それよりも前に、ブッシュなんかが大統領に選ばれたらアメリカを出ていってやる!と豪語していたのではなかったか? 

できるなら、こんなことに煩わされずに仕事をしていたかった。本を作る、という仕事に忙殺されていたかった。他のメディアと違って、世界の行方がどう動こうとも、あまり影響を受けずに長期的展望で何かを世の中に送り出していけるのが書籍産業の魅力だと思っていたが、それだって全く無関係ではいられないだろう。

今日、ハッキリと悟った。もう戦争は避けられない。せめて、フセインが油田に火をつける前にさっさと国外へ亡命してくれることを願うのみだ。

その後は、北朝鮮だ。いつまでもミサイルを飛ばして威嚇してるんじゃないよ。イラクをさっさと片づけたら、アメリカの矛先がそっちに向くんだからね。

ただ指をくわえてバカ息子の最高司令官ぶりを眺めていなくてはならんのか、トホホ…。

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ニューヨークと東京を往復する文芸エージェント。 日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。
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